女子バレー

2019-2020シーズン Vリーグ女子開幕戦 各チーム感想

更新日:

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2019-2020シーズンの記事をまとめたものはこちら
「Vリーグ女子バレー 2019-2020についてまとめ」

開幕戦は、台風19号の影響で一部延期になったので、
開幕戦の相手が変更になりました。

各チーム開幕戦は以下です。開幕戦のみなので時間が前後しています。

10月12日(土)12:00-
PFU ブルーキャッツ VS KUROBEアクアフェアリーズ

10月12日(土)13:00-
日立リヴァーレ VS ヴィクトリーナ姫路

10月12日(土)15:00-
JT マーヴェラス VS トヨタ車体

10月19日(土)12:00-
東レアローズ VS PFUブルーキャッツ

10月19日(土)13:00-
NECレッドロケッツ VS デンソーエアリービーズ

10月19日(土)13:00-
久光製薬スプリングス VS 日立リヴァーレ

10月19日(土)15:00-
埼玉上尾メディックス VS JTマーヴェラス

10月19日(土)16:00-
岡山シーガルズ VS ヴィクトリーナ姫路

※2週分見てしまったので印象が混じってて初戦のみの感想じゃなくなってる可能性が十分にあります、すみません。

PFU ブルーキャッツ VS KUROBEアクアフェアリーズ

3-1でPFUブルーキャッツの勝利。
25-22、25-18、23-25、25-15

去年、レギュラーラウンドで一勝もなかったPFU VS PFUのみに2勝したKUROBEの対戦。初戦から!
おそらく両チームともに非常に欲しかった1勝だと思います。

注目は、PFUに久光から移籍したリベロの筒井選手と、対戦相手のKUROBEから移籍したアウトサイドの和才選手。
秋山選手が抜けたところに、和才選手が入りました。
セッターは島畑選手。二枚替えで山下選手も登場。

この試合のみの印象ではないんですが、PFUは堀口選手、高相選手が勢いがあるときは止められない、攻撃力が上がる印象でした。
守備固めしたいときは和才選手が固いので去年よりそのあたりの使い分けが明確にできそうな印象。

筒井選手と和才選手が入ったことで、「攻撃力はあるけど守備と繋ぎが弱い」という印象だったのが
かなりそのあたりが良くなりバランスが取れた印象です。
もともとドリス選手がいて攻撃力はあるので、去年と比べてかなりいいチームになったなと思いました。
この日江畑選手の出番はありませんでしたが、他の試合には出てたので今後は出番が増えるのではと思います。

KUROBEアクアフェアリーズは、逆に攻守のバランスが崩れたように見えました。(特にこの初戦に関しては)
海外からの移籍選手、リー選手がいるので間違いなく攻撃力は上がったはずなんですが、その分守備の穴が気になって、去年より「とにかく拾う」という印象が薄れてしまったように思います。
ただ、そのあとの試合見るとそのリー選手が当たってきてたので、そのあたりどんどん良くなって、PFUと逆に守備が良かったKUROBEに攻撃力が加わって
バランスよくいいチームになっていくのではないかと期待してます。

日立リヴァーレ VS ヴィクトリーナ姫路

3-1で日立リヴァーレの勝利。
16-25、25-22、25-14、25-20

日立リヴァーレは監督が多治見監督に代わって初めてのVリーグで、期待してました!
リードブロックを始めていて、入澤選手の成長・活躍に期待します。

序盤、代表で抜けていた佐藤美弥選手、長内選手を外し、上坂選手と小野寺選手で先発。
窪田選手、渡邊選手は去年同様、ミドルは入澤選手と芳賀選手。
まあ、このメンバーも去年でも何度もあったので、そこまで変わった印象はありませんが、
日立も守備がちょっと課題かなあと思っていたんですが守備良くなりましたね。特にこの試合ではないんですがのちの岡山シーガルズ戦の守備力はすごかったです。

ヴィクトリーナ姫路はV2から1年で上がってきた、竹下監督率いるチーム。選手も良く知らないままなので今季で覚えます!
セッターが158㎝という、竹下監督の選手時代を彷彿とさせますね、トスの上げ方もやっぱりちょっと似てる…
ヴィクトリーナもイブナという海外選手を中心に攻めてきますが、この日はライトの田中選手が前半機能していて、セットを取ってます。
イブナ選手も後々の試合を見ればこの試合より活躍してるのですが初戦はそこまでうまく機能せず、ここが安定すればもっと上に行けそうなチームでした。

JT マーヴェラス VS トヨタ車体クインシーズ

3-0でトヨタ車体の勝利。
25-20、25-23、25-19

JTマーヴェラスは海外選手の合流前の初戦。代表の芥川選手もフルで使わず、去年生セッターを務めた田中美咲選手も出ず、新人の籾井選手が先発、最後まで上げ切りました。
次の試合では小幡選手がベンチ外だったり、リベロではなくレシーバー登録だったりもしていて、
これは、去年のレギュラー陣以外を育てる、という思惑なのか、でも今年のリーグは短いのでそんな余裕があるのか、吉原監督の采配にどういう意図があるのか気になります。
この日は林選手が前からもバックからも大活躍。去年はバックアタックのイメージがなく、バックアタックといえば田中瑞希選手、だったんですが(もちろんミハイロヴィッチ選手も)
林選手ががつがつ決めてましたね。「代表の新鍋選手の後釜」候補の一人だと思ってます。レフト・ライトが打ててバックも打てる、という選手。正直なぜ今年代表に登録すらされていないのか不思議だとこの試合を見て改めて思いました。
U20のBチームで活躍した西川選手もポイントで出場、活躍してました。やっぱり攻撃力のある選手ですね。
籾井選手は長身で、左利きなので2アタックもうまく、ディグもいいので期待できるセッターですね。

トヨタ車体はJTマーヴェラスと対照的に去年とほぼ変わらないメンバーです。
荒木選手、渡邊選手のセンター陣に、ネリマン選手、内瀬戸選手。セッターは山上選手。
監督が代わってもこのメンバーということは、これがベストということなんでしょうね。
高橋選手も途中から出場。
ネリマン選手、去年の後半ちょっと苦しんでいたイメージがあったんですが、前でも後ろでも決める本領発揮、素晴らしい攻撃力と、相変わらずのチームメイトへのコミュニケーションでほっこりさせられます。

それにしてもストレートはちょっと意外。このあとJTはKUROBEにもフルセットまで行ってるので、このあたりの吉原監督の思惑がどうなのか…

東レアローズ VS PFUブルーキャッツ

3-1で東レアローズの勝利。
23-25、25-19、25-23、25-15

PFUは2戦目。初戦と違うのはセッターが山下選手、2枚替えに江畑選手、和才選手と堀口選手と高相選手を場面で使い分けてる印象でした。
やっぱり去年よりはずっとよくて、東レ相手に1セット取りましたね。

東レは、代表の黒後選手がベンチ外。怪我の影響か、疲労か、両方か。
注目の石川選手はレフト起用。石川選手、クラン選手の両レフトに、ライト堀川選手。
これは攻撃力が高い…
石川選手と黒後選手がレフトとライトどっちがどっちに入るのか?と注目だったんですが、堀川選手の復活でわからなくなりましたね…
堀川選手、攻撃力としてかなりいいです。
この試合、28本打って決定率57%。クラン選手は本数が多い分率は落ちてますが、44本打って47.73%。もちろんどっちもバックアタックあり。
ちなみに、石川選手も28本打って50%。なんでこれで1セット落としてるの?こんな点差なの?って思うような攻撃陣の結果ですね…

これは黒後選手が戻ってきたら、レフトでもライトでも行けるし、
石川選手と交代すれば高さと攻撃力が増す、堀川選手と交代すれば攻撃力もそこまで変わらず守備力が上がる。
クラン選手と交代したら守備力が上がる。
どこでも使えるって強いですよね…

その分、関選手の強みのミドル遣いがちょっと少なかったかな、という印象の試合でした。
この相手にいい試合をしたPFUは確実に力をつけてますね。

NECレッドロケッツ VS デンソーエアリービーズ

3-0でデンソーエアリービズの勝利。
25-15、25-22、25-14

個人的に一番楽しみだったこの試合、どちらも初戦です。
NECはU20で金メダルを取った、曽我選手、山田選手をスタメン起用!古賀選手と、序盤は海外選手、トムシャ ベレニカ選手がスタメン。ただ、あまりうまく行かず柳田選手と交代。
曽我選手も山内選手と交代。
古賀選手が疲れやコンディション不良を引きずってるのか、やっぱり決定率が上がってきません。その分後ろで守備にものすごく貢献していますが…来年オリンピックということもあるので、どうかこのリーグで調子を戻してほしい。

デンソーは、代表の移籍組を起用。
シニアード選手の対角ミドルに奥村選手。リベロに井上選手。セッターに田代選手。
アウトサイドは鍋谷選手、工藤選手、中元選手。

強かった。
田代選手はシニアード選手への高いミドルのトスもよく上げていましたし、奥村選手はやっぱりうまい。
タイプは真逆ですが、両ミドルが上手いとどっちに回っても穴がない。
奥村選手11本上がって63.64%、シニアード選手19本上がって57.89%。田代選手が良くミドルを使った結果ですね。
鍋谷選手は万能タイプだし、奥村選手はミドルだけどレシーブや二段が上手い。
攻撃力としては上がってないのですが、シニアード選手がいるのでそこをうまく絡めていけば攻撃が決まる。
奥村選手がシニアード選手の対角なのに存在感があるんですよね。大体すごい海外ミドルの裏はちょっと存在感が薄れるのに…
デンソー、ほんとに今年はトップを狙えるメンバーかも…

久光製薬スプリングス VS 日立リヴァーレ

3-0で久光製薬スプリングスの勝利。
25-21、25-23、25-22

結果3-0ですが、いい試合でした。
日立はほぼ前回と同じ。佐藤選手が2セット目から入ったのと、長内選手がほぼ出番がなかったくらいでしょうか。

久光製薬スプリングスは、注目の長岡選手は復帰ならず、ベンチ外。
ファビアナ選手がすでに合流済み、代表選手も全員起用。去年との違いがほぼないです。
セッターが栄選手ということくらいでしょうか。
まだ合流したばかりなので当然と言えば当然ですが、ファビアナ選手と栄選手が上手くあってないので、久光に勝つなら序盤でしょうか。
中川選手が2枚替えや1ポイントブロッカーで出場。
去年筒井選手がやっていたレシーバーは座安選手。

そういう意味ではあまり変わらないのですが、久光は他と比べて年齢層が高いので、いつどうやって若手を起用して育てていくのか、
東京オリンピック後にメインの新鍋選手、岩坂選手、石井選手、長岡選手が一気に抜けないとも限らないですし(石井選手はなんとなく残りそうですが…勝手な想像)
野本選手も石井選手、長岡選手と同世代。せめてこの3人が残れば違うんでしょうが…どうなるのでしょう。
井上選手や加藤選手、中川選手、平山選手などいい若手の選手はいるんですが、去年同様実戦でそんなに使われないとなると、トップを走りながらどう世界交代をするのか、監督の手腕に期待です。

埼玉上尾メディックス VS JTマーヴェラス

3-2でJTマーヴェラスの勝利。
23-25、25-19、25-23、21-25、15-6

JTマーヴェラスはKUROBE戦を挟んで3戦目。
3戦2勝ですが、地味にフルセットが2回目なので、じわじわポイントが効いてきそうな気がします…
この日は林選手に変えてヒックマン選手がメインでした。

ドルーズ選手参戦!いい選手ですね!
57本打って50%越え。「ミハイロバレー脱却」みたいな話がありましたが、まさかの「ドルーズバレー」…?
いえいえ、ヒックマン選手も良かったです。34打数で44%。
田中瑞稀選手も30打数で46.67%ですし、ミドルの数字も悪くないです。
この日もセッター籾井選手、リベロは小幡選手がレシーバー登録で目黒選手。

埼玉上尾メディックスは去年とあまり変わらずですが、セッターに冨永選手が海外から復帰。
やっぱりいいセッターですね…
JTのドルーズ選手に比べ、シュシュニャル選手、サンティアゴ選手が思ったより機能しなかったのが結果に反映されてるように思います。
決定率は間違いなくJTのが格段に上。上尾はミドルのサンティアゴ選手ですら20打数35%。シュシュニャル選手は47打数17%。
これ、なんでこんなにもつれたんだっけ…と考えるとJTのほうがサーブミスが多かったです。全部で13点。そのほかミスも多かったのがこの結果につながっていますね。
相手のミスで埼玉上尾が挙げた得点が25点。
上尾もサーブミス9点なので多いんですが…シュシュニャル選手のサーブが走りませんでしたね。

岡山シーガルズ VS ヴィクトリーナ姫路

3-0で岡山シーガルズの勝利。
25-14、25-14、25-14

岡山シーガルズ初戦、セッター宮下遥選手ではなく宇賀神選手。
その他は去年のあまり変わらず、最後に宮下選手とともに出て来たのが注目の古川選手で試合を決めました。
この日の岡山シーガルズは良かったですね。

チームの強みである「ミスの少なさ」がこの点につながったように思います。
逆にヴィクトリーナ姫路は他の試合よりミスが多くもったいない試合でした。

量レフト陣がすごい数字でしたね。佐々木選手29打数51.72%。金田選手34打数55.88%。渡邊選手11打数45.45%。
気になるのが次の日立戦含め、宮下選手と比較するとミドル陣の攻撃がかなり減ってるように思います。
相変わらずの守備の良さ、つなぎの良さが出ていい試合でした。

ヴィクトリーナは、日立戦で良かったライト戦が上手く機能しなかったことと、とにかくミスが多かったことでしょうか。
相手のミスで取った岡山シーガルズの点数は21。逆が3点。この差は大きすぎますね…

初戦、2週を終えての予想

完成度が高く今年も走るだろうと思ったのはやっぱり久光製薬スプリングス。
変化がない、というのが今季のみを考えるといいことなのでしょう。ここにいつどこで長岡選手が復帰するか。

次いで1試合しか見れてないのでなんともですが、デンソーエアリービーズ。初戦の完成度を続ければ久光相手でも良い試合になると思います。

そして東レアローズ。
やっぱり石川選手、堀川選手が入った攻撃力が魅力的。黒後選手が復帰後さらに層が厚くなるでしょうし、楽しみです。

JTマーヴェラスもいい選手がそろってるのですが、序盤のこの采配は吉と出るか凶と出るか。4試合やって3勝してますが、フルセットがすでに3。2ポイントずつしか取れてないのがのちにじわじわ効いてきそうな気がします。

日立リヴァーレ、岡山シーガルズも正セッター温存中なので、どこからベストメンバーで出てくるか。
NECレッドロケッツはどこから復活してくるか。
楽しみです。
プレミアカンファレンスは荒れる予感しかしません…
スターカンファレンスはPFUががんばってかき回してほしいのですが…上が強すぎる…
KUROBEとPFUは分けるべきだったと思います…

男子のリーグも来週開幕!
男子のVリーグの話はこちら。ワールドカップ男子バレーを終えて Vリーグ観戦のお勧め。

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私はどちらも有料会員なので調べることができませんが、どちらにしろ「DAZN有料登録すればVリーグTVは無料会員で全試合閲覧可能」なのは間違いないと思います(一応キャンペーンページはこちら)。

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DAZNとVリーグTVの違いについてはこちらで記事にしています。

2019-2020シーズンの記事をまとめたものはこちら
「Vリーグ女子バレー 2019-2020についてまとめ」

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