日常

貧乏人は子供を産むべきではない、という話がTwitterで流れて来た話。

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なんというか、以前はこういう意見を聞くと「うーん難しいよね」って思ってました。
実際にそういう苦労をしてきた人たちの話を聞いていたこともあったから。
でも今は真っ向から否定できます。

確かに不利ではあるけれど、人生の幸せは他人が決めることではない

ツイートではおそらく幼少期にお金がなくて苦労をした方が、その辛さを語っていたのですが、
その方が言うには現状成功しているということ、そしてそれは「運の良さ」だから、全員がそういうわけにはいかないという理由です。

でも、私が前に聞いた子も、今は好きな仕事について、結婚して幸せそうです。
その話を聞いた当時も友達も彼氏もいて好きな仕事に就くために勉強していて、とても「産まれなきゃよかった」と思うほど貧乏を憎んでいたとは思えません。
「産まなきゃいい」というのは、「産まれなきゃよかった」と同等のこと。
今現在「産まれなきゃよかった」と心から思ってる人であれば、タイトルの発言は理解できます。
運でもなんでも、今成功していて今幸せであれば、他人に対して「産むべきではない」とは言えないはずです。
産まれなきゃ、その「運」すらないのですから。

他人に対して「産むな」という言葉は凶器

私は以前書いたように不妊気味だし、生活・仕事でも子供をおそらく産まずに人生を終えるでしょう。
でも、私はそれを絶対に人に勧めないし、逆に「産むべきだ!!」とも言いません。
政治的に少子化が問題であることを理由に肯定・否定をする人もいますが、それも私は理由にならない、と思います。

それに、その方の理由では「幼いころの貧乏は惨めだった」と書かれていました。
飢えることより、精神的なことが理由でした。
それを考えると、もしも、「貧乏人は子供を産むべきではない」という考えが浸透した結果、「貧乏」の人たちが全く子供を産まなくなったとしたら、
中流以上の子どもだらけになる。
そうするときっと、今度は「中流」の人たちが「上級」の人たちに対して惨めな思いをして、
「中流な人たちは子供を産むべきでない」という考えが出てくるのだと思います。

少なくとも今の日本は、貧乏である子どもは適切な処理を受ければ命は守られるはず。
もちろん、学習などへの差については考えなきゃいけないことや変わらなきゃいけない問題がたくさんあると思います。
が、その中でも成功してる人もいれば、成功しなくても「幸せ」を感じてる人はたくさんいると思うのです。

どれほどお金がなくても、大切なのは子供を産んで育てる決意や、子どもを守る決意なのだと思います。

ただし、世界には「産まなきゃいい」と思わせる酷い世界もある

上記はあくまで日本での話です。
世界には子供を利用した、軽々しく書けないような現実もあります。
私は本でそういう世界を知りました。
そういう世界では私の発言こそが「軽々しい」と思われるのだと思います。

日本がいつまでもそういえるような国でありますように、
そして世界中がそうなることを祈ります。

読んだ本は2つ、
映画にもなったタイの子どもが犠牲になってる衝撃的な作品、「闇の子どもたち」

そしてインドの貧困を描くルポ「レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち」

興味のある方はぜひ読んでみてください。
私には、衝撃的な内容でした。

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