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「Vリーグ女子バレー 2019-2020についてまとめ」
ファイナル8、始まりましたね。
2週間、1チーム3試合ずつしかない今回のファイナル8、まずは1試合ずつ終了しました。
結果と感想を書いていきます。
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Aグループ現在の順位表
Aグループの現在の順位表は
1位 4pt 東レアローズ
2位 3pt 埼玉上尾メディックス
3位 3pt デンソーエアリービーズ
4位 1pt NECレッドロケッツ
デンソーエアリービーズ(プレミア1位通過)VS 埼玉上尾メディックス(スター4位通過)
0-3で埼玉上げメディックスの勝利。
正直Aグループはさくっと決まると思っていたんですが、まさかの波乱の展開でした。
最終戦以外同カンファレンスは負けなしで断トツ通過だったデンソーエアリービーズ、
ただ交流戦では東レアローズ、JTマーヴェラス、そしてこの埼玉上尾メディックスに敗れています。
それでもデンソー有利かな?と思っていたのですが、まさかのストレート。
結果だけ見るとストレートですが、ほんとにレギュラーラウンドと空気の違う、緊張感に満ちたいい試合でした。
ラリーも続く、広い合いでしたね。
原因はいろんな感想があるでしょうが、素人目で見ると
デンソーのセッター、田代選手が珍しく乱れてたかな、と。
その点、上尾は富永選手から入って、井上選手に交代。
その井上選手がいいトスを、特にシュシュニャル選手によく集めて、シュシュニャル選手も打ち切ってました(53分の19 決定率35.8%)。
田代選手はいつも鉄板だった、「シニアード選手で決めきる」ことができず(数字を見ても17分の4、決定率23.5%。非常に珍しい)、そこを起点に作ってきた今までの組み立てができなかったように見えました。
対角の奥村選手も8分の3、37.5%、ミドルとしてはもうちょっとほしいところでしたね。
上尾のようにセッターを田原選手や早坂選手に変えてみても良かったんじゃないかなーと思いました。
ただ、ジャン選手(アジア枠のベトナムの選手)がここにきてものすごく良いスパイクを決めていました。本数はそう多くなかったんですが、次の試合に向けてのいいところなんじゃないかと思いました。
デンソーは順位が決まったあとのレギュラーラウンド最終戦のVS岡山でシニアード選手を温存したんですよね。
そのまま行っていた方が良かったのでは…と思ってしまった1戦でした。
ほんとに短期決戦、どうなるかわからない戦いですね…
東レアローズ(スター2位通過)VS NECレッドロケッツ(プレミア3位通過)
3-2のフルセットの末東レアローズの勝利。
ここもNECに怪我の選手交代が多いこと(山田選手、曽我選手)もあり、東レ有利かな?と思いきや互角の戦いでしたね。
勢いがNECにあったので、そのまま行くかと思いました。
デンソーと埼玉上尾の「広い合い」とは変わって、こちらはどちらも決定率の高い「打ち合い」の試合でした。
特に日本代表のエース候補、古賀選手と黒後選手は、ともにレセプション、決定率、いい数字でどちらも攻守のかなめとして活躍してました。
ミドル陣もどちらのチームも打数、決定率ともに高い。
ギリギリの、どっちに流れてもおかしくないような面白い試合でした。
ただ、NECは3位から入って、さらに4位の上尾が3pt取ってる分、厳しくなりましたね…
もちろん次の2連戦6pt取れれば確実ですが、1勝となると難しくなってきます。
Aチームのファイナル8残りの日程
1月18日
・デンソーエアリービズ VS NECレッドロケッツ
・東レアローズ VS 埼玉上尾メディックス
同カンファレンス対決ですね。レギュラーラウンド通りに行くならデンソーと東レですが…
1月19日
・デンソーエアリービーズ VS 東レアローズ
・NECレッドロケッツ VS 埼玉上尾メディックス
この日にファイナル4に上がる2チームが決まります。
当初、デンソーと東レだろうと思っていましたが…
こうなるとどこが行くかわかりませんね。
Bグループ現在の順位表
Bグループの現在の順位表は
1位 6pt JTマーヴェラス
2位 4pt 岡山シーガルズ
3位 2pt トヨタ車体クインシーズ
4位 0pt 久光製薬スプリングス
こっちのほうが荒れるだろうと予想したんですが、1試合目は「レギュラーラウンドの結果のまま」でした。
岡山VSトヨタ車体が、交流戦でストレートだったのがフルセットまで行ったためポイント分け合いましたね。それがどう出るか…
JTマーヴェラス(スター1位通過)VS 久光製薬スプリングス(プレミア4位通過)
3-1でJTマーヴェラスの勝利です。
正直今までのJTを見ていたらストレートかな?と思っていたんですが、1セット目を久光が取り、
そこからJTが立て直しましたね。
小幡選手がきっちり声をかけ、油断をなくしてる印象で、
両アウトサイド(田中選手と林選手)がしっかり安定して、新人セッター籾井選手がのびのびやれてるように見えます。
一つだけ、いつも2枚替えやリリーフサーバーで活躍していた橘井選手がベンチ外。怪我でしょうか。ちょっと気になりますね。
大エースドルーズ選手がいますが、打数は林選手のほうが上。そういう「ドルーズ選手に頼らないで勝ち切れてるところ」が今のJTの強みですね。
1セット落としたのはちょっと意外でしたが、あんまり気にするほどのことでもなさそう。
対して久光製薬スプリングス。
小島選手で来ましたね…年末の栄選手での好調と、小島選手に変えてレギュラーラウンド最終戦を2戦落としてるところから、
ファイナル8は栄選手で来ると予想してたんですが外れました。
年末からファビアナ選手が上がってきてるのが驚異。さすがの身体能力、技術ですね。
ここ最近久光がいい時は、石井選手や新鍋選手が不調ながらも、井上選手が決めきれてる試合だったんですが、今回は井上選手も決定率が良くなく、
そうなると今の久光は厳しいですね、石井選手、19.4%。今年はオリンピックもあるので、もうちょっと復調を期待したいところ。
岡山シーガルズ(プレミア2位通過)VS トヨタ車体クインシーズ(スター3位通過)
3-2で岡山シーガルズの勝利。
ハラハラした試合でした。
序盤トヨタ車体は明らかに「対岡山対策」でライト攻撃を上手く封じたり、岡山が今季得意としてきたプッシュ攻撃を対策され、岡山の攻撃が苦しいところでした。
が、トヨタ車体もトヨタ車体でネリマン選手となかなか合わない上に内瀬戸選手も決めきれず、代わりに入った村永選手もなかなか活躍できない。
薮田選手とミドルの渡邊選手の攻撃が良かったです。
そしてさすがの荒木選手、ブロック6得点…素晴らしい。
対して岡山はライトの渡邊選手の攻撃が効かない、及川選手の速攻も良くなく(というかこの日は宮下選手が若干荒れていたように思います)
そんななか終始安定して決めきっていたのが今季絶好調の金田選手。
ここにきてシーズン最多得点、33点を叩き出しました。
調子を上げてきてる佐々木選手も21得点。拾い合いの末「決めきってくれた」選手たちですね。
それにしても及川選手と居村選手の守備は他のミドルとは別格ですね…サーブでよく崩していたのもこの二人でした。
良い試合でした。
Bグループのファイナル8残りの日程
1月18日
・JTマーヴェラス VS トヨタ車体クインシーズ
・岡山シーガルズ VS 久光製薬スプリングス
同じく、同カンファレンス対決ですね。
結果の順位は差がありますが、岡山VS久光はレギュラーラウンドでは久光が勝ち越しています。
岡山は勝てばほぼ決まり、負ければピンチの大勝負、久光はポイント差から言えば「絶対に勝たなきゃいけない1戦」ですね。
JTはこれを勝てば勝ち抜け決定じゃないかな?
フルセットの計8ptでも、相手がトヨタ車体なので、トヨタ車体は次勝っても最大7pt。久光が2連勝しても6ptで届かないため。
JTがフルセット負けしてトヨタ車体が2連勝すれば同点。
1月19日
・JTマーヴェラス VS 岡山シーガルズ
・トヨタ車体クインシーズ VS 久光製薬スプリングス
短期決戦恐ろしすぎますね…
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