女子バレー

東レ VS デンソー 鍋谷友理枝の強さ。 2018年12月1日

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2018年12月1日の東レ VS デンソーの試合は、鍋谷友理枝の巧さが際立った試合だった。

鍋谷友理枝といえば、真鍋監督時代に全日本に呼ばれ、主にリリーフサーバーとして活躍。
この活躍は、現在同じチームの、かつて全日本での石田瑞穂を彷彿させる活躍だった。
リリーフサーバーとして登場すれば必ず崩す、本当に素晴らしい活躍を見せた。

この試合はどちらもスタメン、鍋谷の対角には工藤嶺。
ミドルには197cmのシニアード。

対して東レは全日本で活躍し、今後エースとして期待されてる黒後愛。
そして195cmのWS、クラン。

結果は3:0のストレートでデンソーの勝利だったが、3セット目は37 : 35の激戦。

ただ、3セット目の接戦はともかく、全体を見るとデンソーのほうが全体的に上だったように思う。

サーブレシーブを黒後に集め、崩してからのクラン。そこに2枚から3枚ブロックで仕留める。
デンソーがやりたいバレーそのものだったのではと思う。
Aパスが入らないと黒後かクランの2択。
黒後、黒後、決まらずクランのバックアタックで3枚ブロック。
そんなシーンが多かった。

対してデンソーは、鍋谷を中心に、乱れた2段トスをうまく処理する3人の選手。
特に鍋谷はブロックはもちろん、守備も冷静に見えてるのではと思えるほど、コートのぽっかり開いてるところに落とす。
強打、ハーフ、フェイント、ラインいっぱいに落とす上手さは、かつての木村沙織のような活躍ぶり。
「鍋谷は器用で本当に巧い選手」とどの解説の方も言うけれど、それが本当に見られた試合だった。

また、工藤は鍋谷よりも強打が多く、その違いがまたよかった。
そしてライトの石田も「ベテラン」と思わせる冷静な対応。
とにかくこの3人の冷静な「巧い」プレーが際立った試合だった。

東レは攻撃が2枚しかないかと思わせるほど、前のレフトとバックアタック。
Aパスが入らないことも多く、攻撃の枚数を増やせず苦戦。
ただ、黒後が最後のほうに黒後がストレートを混ぜてきたことによって決まり始めて、3セット目は激闘になった。

黒後は新人賞獲得、また世界バレーに出たことによって、「エース」として苦しいボールが上がってくるし、
サーブでは徹底的に狙われる。それによって苦しい展開になってくる。

でも彼女はまだ20歳。
この2枚しかない(ブロックがきっちり2枚付く)中、エースとしてどれだけ踏ん張れるか。
日本代表選手としても、とても楽しみ。

鍋谷は代表の中では石井や古賀と同じようなタイプの選手なんだろうと思う。
ただ、身長が176cmで、2人より低い。
今までは基本的にサーブの良さを活かすリリーフサーバーとしての活躍が多いが、
実力を見る限りそれではあまりにもったいない。
春高で優勝、最優秀選手賞を取ってる間違いなく実力派の選手。
身長は低いが、かつて高橋みゆき選手は170cmの身長で世界の大会で最多得点を出してる選手もいる。
もっと高いブロッカー相手に経験を積んで、世界の高さ相手にどれほど鍋谷の巧さが通用するのか、見てみたい。

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