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プロブロガー叩きと「共通の敵」を作る怖さ

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久々のブログです。
最近もやもやしてたのでちょっと吐き出します。Twitterではちょいちょい吐き出していましたけれど。

「プロブロガー叩き」でビジネスしてる人にモヤモヤする、という話しです。

特定の誰かの話しではないし、あくまで予測です。

「煽り」や「炎上商法」が嫌い

私はプロブロガーさんが良くやるこの手法が苦手です。
でも、これをやってるのも「全てのプロブロガー」ではないので、そうじゃないプロブロガーさんは苦手じゃないです。
「プロブロガー」が苦手なのではなく、「煽り」や「炎上商法」が苦手です。

また、プロブロガーさんに対して好きとか嫌いという感情は特になく、
「個々の発言」や「行動」について疑問に思うことは煽り以外でもあります。
それに対しての批判は、「そうだよねー」って共感することも多いです。

ただ、それはプロブロガーさん以外にも普通に感じることです。

そして、同じようなやり方をしている「プロブロガーじゃない人」も多いのでは、という話しです。

会社員批判や煽り

叩きを見てると多く目に付くのが「会社員を批判して煽ってる」というもの。
これに関しては同意です。

で、この手法って、「会社員を煽ることで話題にさせる・炎上させる・注目を浴びる」っていう手法なのだと思うのですが
(計算せずに炎上してるケースもあるでしょうが)
その手法自体は、私個人としては大嫌いです。

ただ、そのプロブロガーを叩く人たちの中で、
プロブロガーを叩いて自分のビジネスに勧誘してる人が目に付いてきました。

そしてなぜか上記のプロブロガーの手法は叩かれるのに、プロブロガーじゃないその人の手法は叩かない。

やってることは同じじゃないの?

誰かを叩いて注目を浴びて、ブログやサロン、note、セミナー、アフィリエイトに誘導する。
そんな短期的ななやりかたではない人も多いけれど、それを収益にしてる人も多い。
で、この行為自体は叩かれることじゃないと思ってます。(それ自体を批判する人もいますが)
そもそもアフィリエイターやブロガーの収益ってそういうところが多いと思うので。
この行為がダメなら、広告全体がダメだろうと。

WEBコンサル、WEBマーケター、WEB制作、SEO業者、集客コンサルタントなど、
そういう「プロブロガー」以外の肩書きの人たちも(当たり前ですが、全員じゃないですよ!

「プロブロガー」を叩くことで敵が多い「プロブロガーのアンチ」を囲ってる人がいるのではないかなと。

で、別にそれ自体は同じく批判することではないのですが、

あなたが批判してることとやってることは同じじゃないの?(二度目)

っていう話なのです。

「キラキラ起業女子」を鼻で笑って、私のビジネスはちゃんとしてる、と主張する人もいる。

プロブロガーの会社員含め、どのケースも、「人を見下して自分を上げてる」ことには変わりないと私は思うのです。

共通の敵を作ること

同じやり方なのになぜそっちは叩かれないの?って考えたら
多分「共通の敵」を作ってるから。
敵の敵は味方なんですね。
また、多くのプロブロガーさんはアンチを無視(ブロック)する方が多いのも一つの要因なのではと想像しています。

私も女ですし、女友達やグループの世界で生きてきて、
「嫌いな人が一致したときに盛り上がる、一気に仲良くなる」というのはよくあることだと理解しています。

でもそれを「嫌いだから叩く」って堂々と言う人はあんまりいなくて
「騙される人が心配だから」とか「あっちが先に(個別ではなく会社員全体を)批判してきたから」とか「モラルの問題」。
そういう理由をあげてる人が多いので、そういう理由なのだとしたら「プロブロガーを叩いて利益にしてる人」も批判対象にならないの?と不思議に思います。

会社員叩きはモラル違反だけど、そのモラル違反を叩く行為はモラル違反ではないの?という疑問です。

(ちなみに、会社員を叩いたのが先か、フリーランスを会社員が煽ったのが先か、というのは不毛な気がします…フリーランスになるときに会社員の人たちに笑われたり嫌な思いをしたという話しを良く聞くので、誰かほかの会社員が「先に煽った」可能性はあるのかな、と思っています。
だからと言って全方向に煽るのが良いというわけではないのですが、それを言い始めると「個人的に煽られたわけじゃないのに叩くのはどうなの?」とか、「最初に煽った人が全方向に煽ったのかもしれない」とか、「どっちが先なの?」という不毛な争いに突入する気がします…)

プロの定義

「プロブロガー」が叩かれる理由として「プロと名乗るならこうあるべき論」もよく目にします。
でも、「プロとは名乗らないけどプロっていう職業」って、いっぱいあるよね。
私は「WEBデザイナー、制作者です」、って言ってるけど、要は「WEB制作のプロです」と言ってるのと同じだと思っています。受け取り方、違います?
「WEBデザイナーです」って主張してるから依頼したのに、
「実は勉強中で、初心者なんです」って言われたほうが、「えぇ!?」ってならないですか?

世の中が「プロ」という言葉にどういう定義を持ってるのかわからないのですが、
思いつくのが以下。

・名乗れば
・1円でも利益が発生すること(お客さんにとってはプロでしょ、という意味で)
・それ一本で生活できること
・ある程度の知名度やスキル
・誰もが知ってるレベルの人

最初2つ以外曖昧だなあと思います。
「生活にかかる費用」は人によって違うし、
実家暮らしなのか、子どもは居るのか、配偶者はいるのか、状況によって金額が全然変わってくるので。
最後二つはもう感覚としかいえない。

でも歌手でメジャーデビューした人は、たとえ無名だろうと、下手だろうと、「プロの歌手」ですよね?
そう考えると、職業によって与える印象やラインは違うのかなと思います。

じゃあプロブロガーの「プロ」の定義は誰が決めたの?
誰か、決めたのでしょうか。
私は実際このあたりの経緯(プロブロガーと名乗る人が出てきた経緯)を知らないので、
「ブロガー界ではここのラインからプロを名乗れる」という認識があるのかもしれませんし
もしそういうのがあったとしたらこの「プロの定義」においての意見は通用しなくなりますね。

ただ、もしそういうラインが誰もはっきりとわからないのなら、
「プロを名乗る事を叩くのも不毛」だと思うのです。
「プロブロガー」の定義を勝手につけて叩いてる人も見ますが、それってもう感覚でしかないのかなと…

競合なんだね

そんなにプロブロガーを見下すほど実力のある人が、
なぜそんなに執着して叩くのかな?と疑問に思ったのですが、よくよく考えると競合になりえるんですよね。
「集客」「ブログコンサル」「note」「サロン」

このあたりでマネタイズしてる方とプロブロガーさんって、同じようなビジネスモデルだったりします。(それが本業だろうが副業だろうが)
ターゲットが「ブログ(ネット)で稼ぎたいと思ってる人」っていうところが多いのではないか。

だから、プロブロガーを叩くことによって「ブログで収益を上げたいけどプロブロガーのサロンやビジネスにはちょっと疑問を感じる」という人に刺さるのかなと。
予測でしかありませんが。

で、個人が誰かを批判(誹謗中傷ではなく)してるのは「そういう意見もあるよねー」って思うのですが
こういう人が同じような事をしてる人を批判するとモヤモヤするのですよね。
プロブロガーがプロブロガーを批判してるような感覚です…
批判しないのを「馴れ合い」という人もいますが、個人的には「そりゃそうじゃない?」と思います。
私は他のWEBデザイナーさんを褒めることはあれど、批判はできないです。
あまりにグレーなことをしてるのなら別ですが(詐欺とか・・・?)

企業が特定の競合企業名を上げて「あそこよりうちのほうがいいよ!」ってやらないように、
個人のビジネスであっても印象は悪くなるなあと思うのです。

意見や批判は自由だけど、それが競合してる人だったり、それをメインに自分のビジネスに誘導してるのなら、
個人が言う批判や感想とはちょっと意味合いが変わってくる。

例えば私が「WEBデザイナーです」ってTwitterで仕事募集してて、
他のWEBデザイナーに対して「あの人のデザインダサい。私のほうがずっといいですよ」って言ってたとしたら、

「なにこの人大丈夫かな…(主に人間性的に)」ってなりませんか?
私はなります。

間接的な表現にせよ、プロブロガー叩きの中にまぎれてそういう手法でビジネスをしてる人がいるように見えるのです。

人を叩く前に自分を振り返ったらいいのになって思うのですが
おそらくそういう矛盾をわかっててやってるのだと思うのです。

なので、「この人なんでこんなに執着して叩いてるんだろう?」っていう目線は常に持っておきたいな、と自戒をこめて思うのです。

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