会社を辞めて気づいたこと。仕事を「しやすい環境」ではなく「成長できる環境」を。

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夜中にはじめてnoteを書いてみます。

私は今フリーランスでWEB制作の仕事をしている。2年前、6年勤めた会社を辞めた。それからありがたいことに、コンスタントに仕事ができ、とりあえず生活には困っていない状況。

ただ、ここ数ヶ月、何か物足りない、もうちょっとなにかしないと、と焦る気持ちを自覚していた。

そんな中で、先日1冊の本を購入し、読んだ。

「ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち」という、今まさに色んなところで言われている「新しい働き方」の本だ。

この手の本は今までも何冊か読んだし、ネットでも好んで読む。なので、はじめて知るような事実はなかったのだけど、ネット上に溢れる「変わらなきゃ取り残されるぞ」という曖昧でかつ恐怖を煽るような言葉が、より具体的な行動の仕方に落とし込んだ例がたくさんあった。
具体的な「成功者とは」という定義もされており、「今後なぜこうあるべきか」をわかりやすく、またイメージしやすく書かれていた。

これを読んで、ああ、私も早く行動しなきゃ、と思ったのだけど、その前に、「会社にいたときのこと」をたくさん思い出したので書いてみる。

あの頃のもやもやをずばり言いあてられたような内容があったので、そうか私だけじゃなかったのか、と思ったから。

先に書いておく、私は会社にとても感謝している。近年まれなほど「ホワイト企業」だと思う。少なくとも私がいたところは。だからこそ、辞めるときにすごく悩んだ。給与面はともかく、こんなにも働きやすい会社にまた入れるか?と考えると躊躇した。

特に私がいた場所は、「仕事をこなすと言う面において」すごくよい環境だったと思う。理解のある同世代の先輩、力のある上司が直属の上司であり、仕事を評価してもらっていた。理不尽な事を押し付けられそうになって自分の手に負えなくなったらすぐに相談に乗ってもらって対処してもらえた。本当にありがたい環境だったと思う。

なぜ辞めようと思ったか、というと、理由がたくさんある。

30歳手前で、10年後の自分が見えなくなったから。
自分がやりたいことにギャップを感じるようになったから。
責任のある仕事の経験があまりに足りないと感じたから。

私は自分に自信がなかった。本当に最低評価だと思っていた。人から言われる言葉は「真面目だね」だったし、そもそも私がしている仕事については上がいなかったから比較される要素もなかったし、自分でひたすら勉強して言われたことに応えていくしなかった。

「真面目」なんて、評価ですらないと思った。

何がキッカケだったか覚えていないけれど、ある日人事の方と話をしてるときに、「自分の部署ではフィードバックを大事にしている」という話を聞いた。思わず「いいですね、羨ましいです。私はどう思われてるかも知りません」と言うと、後日こっそり教えてくれた。

そのときの評価が、最高ランクだった(これはタイミングもあって、後に一つ落ちる)

「すごい高い評価だよ、自信もっていいよ」

フィードバックがないって本当に怖い。私は一度もそんなこと言われたこともなかったので「私は本当に最低ランクだと思ってました…」と言うと「それはかわいそうだ」と言われた。

ちなみに、なぜ自信がなかったというと元からの性格もあるのだけど、私の先輩であり同僚の女性が社長に目に見えて評価されていて、飲み会のときに「彼女(私)はいつもあなたに助けられてばかりだ」という声が聞こえてきたこと、また、部長クラスの人たちみんなそういう雰囲気だったから。

彼女と比べられて、余計に私はだめだと思われてる、と思っていた。

営業や数字に追われる職業が凄く大変だと思う反面、羨ましいと思う気持ちがあった。自分の能力が、やったことが、どういう形であれ目に見えないと、こんなにも感覚に差が出ることを知った。

皮肉なことに、これが「辞めようかな」と思った最初のキッカケだった。つまり「評価が高いのにそれ以上の仕事を任せてもらえていない」。だったらこれからどう頑張れば、どこまでいけば、もっとたくさんの仕事を経験できるのか、わからなくなってしまった。

それからは積極的に色々と提案したり、自分なりに新しい事を始めてみてもらったりしたけれど、結果は変わらなかった。

辞めよう、と思った。

評価を知って少し自信は付いたけど、それはあくまで社内でのこと。外にいる自分を想像すると消えたくなった。なぜそう思うのか、答えは出ていた。

「経験不足」だ。

私が想像する世の中の30歳と、自分のギャップがあまりに酷かった。でもそれは、ここでは埋められないと思ってしまった。それはもしかしたら、私の実力不足かもしれない。同じ環境でも、成長できる人はいるかもしれない。でもそれを模索する時間がもうもったいないと思ってしまっていた。

辞めます、と言ったとき、すごく引き止めてもらった。色んな条件を提案してくれた。昔ながらの会社としてはありえないことだったと思う。それは純粋にありがたく嬉しかったし、今の仕事をする自信とモチベーションに繋がってる。

一番最初に紹介した本に、日本企業の特徴として

「(リアルタイムな)フィードバックがない」、「社員が責任を負わされない」と書かれていて、ああ、あの会社だけではないんだ、と思った。

ただ、やっぱりあの会社にいたことは間違っていなかったと思う。自由にやらせてもらった分、「自分で動いて学んで仕事をすること」が当たり前になった。また、自由に参加できる勉強会があって、そこで学んだようなことが、本には書かれていた。「リーダーシップは役職とは関係なく個人が持つもの」ということや「コミュニケーションの重要性」。そういう、今後にも活きるような考え方を身につけさせてもらった。

私はフリーランスだけど、それが必ずしも正解だと思っていなくて、他の会社へ移ってもいいと思うし、ずばり自分の評価を聞いてしまってもいいと思う。会社を辞める事を逃げだと言う人もいるけれど、自分が成長するために環境を変えることは、逃げじゃない。

寧ろ色んな価値観を知ることが、今後の成長に凄く大切なのだと思う。

成長するためには、「しやすい環境」でやるより「成長できる環境」でしたほうがいい。

私もフリーランスにこだわっているわけじゃない。この環境で成長できないと思ったらきっと環境を変えるだろうし、変えなきゃいけないと思う。

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