ロゴをしっかり考えるということ。

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たまにはデザイナーらしい内容でも。
ロゴの話しです。

私はロゴを軽く考えてる方が多いことに、すごく違和感を覚えています。
とくにクラウドソーシングが出てきてから、ロゴ制作がどんどん安くなっていって、
「ワンコインでできちゃう!」っていうサービスもあります。

それはそれでいいです。
どう考えても「ワンコイン」のクォリティではないものが多いので、お得といえばお得。
ココナラとか、手軽に使いたいときには絶対的にお得です。間違いなく。
趣味のブログのロゴやSNSで使いたいアイコンなんかには最適ですね。



ビジネスで使うロゴ

もちろん、ワンコインで使ったロゴをビジネスで使ってはいけないわけではないのですが、
やはり価格とクォリティは比例します。



特に商標登録を考えてる場合や、そのロゴを使って印刷物やWEBサイトなど色んなところで使い、
ブランディングの役割を果たすとすれば、ロゴはサービスの顔です。
コーポレートアイデンティティ(CI)といわれるほど、本来大事なものです。
WEBデザインの仕事をしていますが、ロゴがしっかりしてるだけでデザインの見栄えは変わります
これは間違いないです。

私は基本的にロゴの仕事は受けません。受けるとしたら簡易的なもののみです。
ロゴの重要性を知ってるから、簡単に引き受けられないのです。

ですが、中には簡単に低価格で引き受けて、適当に「なんとなく見栄えいのいいもの」を制作する人も実際います。
「パス、ずれてますよ」って内心思ってみてます…(私はできないので、やりませんし言いませんが)

ワンコインロゴと同じように、それが悪いわけではないのですが、使い道として「どういう役割を果たしてほしいか」を考えて制作すべきです。

使用用途によって使い分けを

実際クラウドソーシングでは「似たようなロゴを量産してコンペで勝つ」という方法を公開したデザイナーに、賛否両論が集まりました。
購入者(依頼者)からすると、「綺麗なロゴだな、これにしよう!」と決めるのですが、
改めてみるとその人のコンペの履歴には「ちょっと変えただけ」の同じようなデザインがずらりと並んでいます。

一人のクライアントが良い!と思うものは、他の人も良い、と思うのです。
その人はそこに目をつけたんですね。

でも、クラウドソーシングのルールではそれは「違反」ではありませんでした(今は知りませんが)
なので、「自分のサービスのためだけにたった一つのロゴ」を作ってもらったと思ったのに
結果似たようなロゴが大量発生しているロゴを買ってしまう、ということになった方が実際たくさんいたのでしょう。
ご本人が気づいてるかどうかは知りませんが。

でも、ロゴってそれじゃあ意味がないんです。

そのサービスや、思いを伝えるためのものであり、お客さんに「パッと見」で認識してもらうものです。
似たようなロゴがたくさんあったら、他のサービスと誤解されかねません。

本来「ひとつのサービス」のためを考えてそのためだけに作られたロゴ。
それが依頼者のためにも、見る人(お客様)のためにもなるのだと思います。

私は前の会社で、ロゴは「社内の気持ちを一つにするため」と「お客様にその気持ちを伝えるため」の
ふたつの仕事をするものだと実感しました。
まさしく「コーポレート・アイデンティティ」です。

制作会社に依頼するハードル

ただ、じゃあ「しっかりしたロゴを作るぞ!」と意気込んでみたところで、制作会社に依頼するのは意外とハードルが高いですよね。
制作会社に依頼してみて、イメージが伝わらなかったり、全く納得できないまま手付金やキャンセル料が発生するのがデメリットです。
正直デザインには相性があると思いますし、本来ロゴは、デザイナーの力だけではなく、イメージを伝える力、受け取る力、目的やサービスを理解してなにを伝えたいかを明確に考える必要があります。
本格的に作ろうとしたら、コンサル的な考えも必要になってきます。

だけど「そこまでお金も掛けられないし、リスクもちょっと・・・」という方には
「作ってもらってキャンセル可能」なサービスLOGO市
がお薦めです。



作ってもらって気に入ったら購入

このサイトを知って驚きました。
正直、デザイナーとしてはリスク高いはずです。
そうとう実力があって、求められるものを作ることができないと難しいシステムです。
でも、制約率が高い、ということはクォリティも高いということ。

「商標登録デザイン」もあるので、そのあたりはしっかりしたサービスですね。

でも、「出来上がってから購入するかどうか判断ができる」というのは、
依頼側からするとこんなに嬉しいことはないです。
しかもその分価格が高いかと思えば、そうでもない。ロゴの価格からしたら全然安いです(ワンコインに引っ張られると感覚狂いますが。笑)

大企業のように、何百万とかけてロゴを作れとはいいません(実際大手はこれくらいします)。
でも、ロゴを作ろうと思うのでしたら今一度「何のために作るのか」「何を伝えたいのか」と考えてみてください。

そして「サービスにこめた思いをロゴで説明できる」ものにしておくと、
そのサービスを大切にする気持ちと同じくらい、ロゴを大切に思えるのだと思います。



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